出版案


『社会科学実験に学ぶ "超"発想力』
 ちょい前にやたら流行った「○○力」シリーズとしてこんなのどうでしょうか。
 というのも、社会科学における*1実験は、調べたい影響とは別の影響をコントロールする必要があります。ですが、社会科学では自然科学のように簡単にコントロール環境を設計できない*2ので、研究者たちは、あれこれ頭をひねって色々な実験手法を編み出しています。
 たとえば、喫煙の効果を試すために、吸うグループと吸わないグループに分けたいわけですが、吸わない人に吸ってもらうことはできません。そこで、吸ってるグループに禁煙してもらって効果を試す、ということをしたそうです*3*4
 まぁこういう風な実験・リサーチ設計上の"工夫"を、発想力や思考力なんかとムリヤリ結びつけて、分類して、本にしたら、結構売れるんじゃないかなーと。社会科学の知見(有名なミルグラム服従実験の話とか)も多少得られますし。

*1:自然科学でも同じですが

*2:というと自然科学が簡単に環境を設計できるかのようですが、その辺は自然科学専門ではないのでわかりません…

*3:ただし、こうした実験手法の変更により、実際とは若干違った結果が出る可能性ももちろんあります。あくまで次善策です

*4:ハンス・ザイゼル『数字で語る』より

ううむ


 うちの大学は一部、大学院の講義を履修できるんですが、それって学部生にとって良くても院生にとっては邪魔なだけじゃないかなぁと思います。どうしても先生たちが学生の背景知識に気を使っちゃうんじゃないかっていう。


 いやーしかし、特定を恐れて話題を選ぶと、書くことがなくなってしまいます。うーむ、どうしよう、特定を恐れずにゼミの話とか書こうかなぁ…。やはり副垢か…。

いいわけノート


 いま「課外授業 ようこそ先輩」の郷ひろみ出演回を見てました。中学生が、自分の夢と現実のギャップを埋めるために3日間でできることの計画を立てて実践する、という内容です。
 ダンサーになる夢を持つ女の子が、練習のための場所がないとかで挫折してしまうんですが、その代替策として「いいわけノート」を作っていました。「なぜ計画通りやれなかった・やらなかったのか」について3日間で考えたり言ったりした「いいわけ」を書き留めていたんですが、この子スゲーなと思いました。
 いいわけを書き出すことで課題をさらに下位課題に分割して、「そのいいわけを言わないようにするためにはどこをどうすればいいか?」という方向にいけば、立派なPDCAサイクルですよね。うーむ、見習わなくては。