森田健作新千葉県知事について


 政策とかどの党が推薦しててとかその辺の深い事情は知らないのですが、気になった発言がありました。多分リニアモーターカーで成田空港と羽田空港を結ぶことに関してだと思うんですが、「みんなは批判するけど、それをなんとか実現するんだ!」みたいな発言をしていました(正確ではないです)。でも批判には2つのニュアンスがあるでしょう。
 1つは「それが望ましいであろうことはみんな了解しているけれども、非現実的でしょ」という批判です。これは例えば「環境問題を食い止める必要がある。なので原始時代の生活に戻る」とか「戦争はよくない。だからイラクから即時撤退する」みたいな意見に対する批判(?)です。ここでは、地球環境や戦争をどうにかしなければしなければならない、という点では恐らく反対する人はいないはずです。
 もう1つは「それは望ましくないので実現すべきでないよ」という批判です。それで、リニアモーターカーの件については恐らく後者の批判だと思うのです。彼はそれに対して、自分が預言者にでもなったかのような、政策実現は唯一絶対の正義で、その実現は使命であるみたいな、はじめから議論を放棄している印象を受けました。
 個人的に僕は彼が嫌いなんで、そういう色眼鏡で見てる部分は大いにあります。ご注意を。