最後の授業―ぼくの命があるうちに/ランディ・パウシュ, ジェフリー・ザズロー/評価:5


 カーネギーメロン大学の教授で、末期癌を宣告されたランディ・パウシュ先生の「最後の授業」を綴った本です。先生として、親として、"示唆に富んだ"では済まないほど多くの貴重なお話をして下さっています。
 とはいえ暗い雰囲気は全くなく、彼の楽観主義を反映した前向きさと、ユーモアと、何でも楽しむ姿勢と、溢れんばかりの愛に満ちた本です。まだ読んでない人には是非読んで欲しいです。

レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。
その壁の向こうにある「何か」を
自分がどれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているのだ。

 先生は今年7月にお亡くなりになったそうです。知恵と希望を本当にありがとうございました。